8/10～17にアメリカ ゴージで開催されたワールドに参加してきました。
ゴージは風が強い！という話を聞いていましたが、
まさにその通り、順風～強風メインのレガッタとなり、
軽量級のTeam弦風は、苦戦を強いられました。
今回のワールドは、お盆休みを利用できるため、
会社を休む日数は少なくて良かったのですが、それでも、
6日間会社を休むことになります。
出荷前の装置があったり、いろいろな案件が輻輳していたり・・・で、
出発前はバタバタでした。クリス嬢も同じような感じだったようです。
何はともあれ、なんとか準備を終わらせ、出発日。
嫁さんに関空まで車で送ってもらっている最中・・・
もうすぐ関空に着くよという時に、重大な事実に気がつきます。
スーツケースの鍵・・・テーブルの上に忘れた (ーー;)
関空内の鞄屋さん2件目で、ピッキングで開けてもらえたから良かったものの・・・
えらいことになるところでした。。。
さて。なんとか無事荷物を預け、関西2チーム、（弦風チームと、2867チーム）は
アメリカへ向け出発。シアトル経由、ポートランドまで飛行機、ポートランドで
レンタカーを借りて、ゴージまではドライブという旅程。
今回、自分でレンタカーを借りるのは（もちろん運転も）初めてだったのですが、
日本で予約していったので、特に問題なく、心配していたトランク容量も十分で、
大人4人＋荷物4人分を乗せ、ゴージへたどり着けました。
到着日は、船をコンテナから下ろし、（いや、僕らが着いた時には下りてたんですが・・・）
セーリングサイトまで移動、少しだけ整備して、終了。
8/10(土) 登録と計測。計測は、ハルウェイト、セール・フォイルのチェック、フォアステイ長さ、
メインストラップ長さ、など基本項目のみ。けっこう並んだので、昼過ぎまでかかってしまい、練習のために出艇できたのは、3時過ぎてから。
いちばん吹く時間帯？らしいのですが、出て行ってビックリ。
コンスタントに10m/s以上、ブローでは12m/s以上？吹いてます・・・。
噂通りの風・・・。2時間程度練習して、ハーバーバック。
夜は地元の人オススメの店で、日本チーム全員が集まって前夜祭
プラクティスレースを前に、ゴージ攻略について話が弾みました。
8/11(日) プラクティスレース
10m/sオーバーの風の中、軽量チームは苦戦。
僕らも、後ろから3番目か4番目くらい。
風が川下から吹くので、川の流れに乗って風上へ上り、流れに逆らってランニングで下る、というコース。
川幅が広くないので、クローズとランニングがメインの、変わった形のコースで、慣れない水域、
慣れないコース、ど強風、と・・・厳しい条件が重なり・・・いきなり凹まされ。
夜は、Welcome Reception とBBQパーティ。
パーティー前に、日本チーム全員集合して、記念撮影。
おそろいのユニフォーム、今回は、稲毛の池田画伯デザインのポロシャツ。
おや？背中側の写真なのに一人だけ前向き・・・？
BBQはみんなでユニフォーム着てこようね！と決めていたのに、
一人だけ違う服のジョージさん。どうやら、サイズを間違えて買ってしまって、
入らなかったらしく。でも、そんなの関係なし。お仕置きです。（笑）
8/12(月) レース1日目
プラクティスレースより吹いていたみたい？
相変わらずスタートダッシュとクローズのスピード不足で置いていかれ、1上に着いた時には
後ろから5番目くらい、という状態で、そのまま良いところなくフィニッシュ・・・
更に3レース目は、初めて、リーチングが入ったdコースでしたが・・・サイド→下のコースで
波に飲まれ、アンヒール沈。何回も起こそうとトライするも、波のせいでなかなか起こせず・・・
ついには艇から離れてしまい、リタイアを決めて救助を要請・・・
レスキューされ、「君のボートは、誰か人をやって持って帰るから」と言われ本部艇へ連れて行かれ・・・
誰が2866を取りに行くのかと思いきや、なんと、レース委員長自らが、若い女の子と2866を取りに。
沈を起こせずレスキューされたあげく、自艇はレース委員長に持って帰ってもらう、という
前代未聞？の珍事件を起こしてしまったのでした。(ーー;)
この日の戦績： 53-54-DNF
2日目の朝のインタビュー by Mahoro
8/13(火) レース2日目
この日は少し風が落ちてたぶん6m/s～8m/sくらいの順風。
1レース目、ブラックフラッグにかかった艇が15艇もあって、そのおかげか？18位でフィニッシュ。
今回のレガッタは、すっごくレベルが高いというか、皆のレベルがそろっているというか、
5艇身くらいの間に10艇～20艇くらいの艇がいて、少しのミスですぐに10位～20位くらい
順位が落ちちゃう、という厳しいレースばかり。
日本チームに優しい順風レースでも、レース自体は厳しく、なかなか前には出られず。
この日の戦績： 18-51-41
8/14(水) レース3日目
前の日同様、順風メイン。
自分の走りをできず（させてもらえず？）。どうも、強風にびびっちゃった感じ？
今回のワールドは、超厳しい。
この日の戦績： 46-59-54
夜は、Sternwheeler Dinner Cruiseということで・・・下の写真のようなクルーズ船に乗って、ディナー。
ディナーの前に、ロンスタンアワードが行われ・・・僕らは、あまり名誉ではない、2レース目の
最下位賞をいただいてしまいました。
ディナーのメニューは、Stealhead(ニジマス)と肉とだったかな？僕はニジマスをチョイス。
味はまぁ、そこそこでした。(^^ゞ
ディナークルーズ最後に、次回ワールドのプレゼンが。
次回は、オーストラリア、西海岸、Geographe Bayにて。
早速次回ワールドのサイト、Tasar 2015.com が立ち上がってます。
観光地なので、ホテルなど早めに予約する方が良いよ、とのこと。
8/15(木) レイデイ
関西組は、宿泊しているSkamania Lodgeの近辺を探索したり、近場でゆっくりしようか、
などと話をしていたのですが、せっかくレンタカーを借りているんだし、コロンビア川沿いにいっぱい滝があるから、滝を見に行ったら？と田中夫妻に勧められ、滝を見に行くことに。
まずは、Historic Columbia River Highwayの一番Gorge側のHorsetail Fallsを目指します。
到着すると・・・なんということでしょう、ほぼ同時刻に、ジョージ号が到着。
全然全く予定合わせなどしていなかったのですが。
その後、Multnomah Fallsへ向かい、Visitor centerへ落とし物を届けたり、
スナックショップで小腹を満たしたりして滝を見に行き、写真を撮っていると・・・
なんということでしょう、Multnomah Fallsにかかるベンソンブリッジの上に・・・
満面に笑みのジョージさんが。ここでも日本チーム、ミートです。
存分に写真を撮った後に向かった、コロンビア川を一望できるとオススメの
Crown Point Vista Houseでも、ジョージ組とミート。
行くとこ行くとこミートする日本チーム・・・。まるで今回のレガッタのよう。
夜は、Cascade motel に泊まっている日本チームのBBQに合流。
ワイナリーツアーに行ってきたチームのお土産、すっごい美味いワイン、を
いただきながら、しばし談笑。
残り2日に向け、チャージできた？
8/16(金) レース4日目
朝から雨。しっかり降ってましたが・・・ハーバーについてしばらくすると止み、
雨の後の無風状態。ゴージで風待ちか？
風上から吹いていた微風が風下からに変わり、
少し安定してきたところで・・・最初に艇を水に浮かべたのはUSA艇。
風が吹くのを待ちきれずにAP降下前に出艇した艇20艇ほどのうち、9艇が日本艇。
僕らも9艇のうち、1艇。しかもわりと早めに出て行ったクチ。
軽風レースかぁ？と喜び勇んで出て行ったのですが。
蓋を開けてみると、やっぱり順風～強風。ん～。
この日の戦績： 55-53-51 ・・・ 40位台さえも遠い ・・・
8/17(土) レース5日目、最終日
この日は朝からブローが入っていて、強風レースが予想されました。
出艇してみると、案の定、強風。
泣いても笑っても、最終2レース。
順位にこだわらずに、内容が良いレースをしよう、と心に決め、スタート。
1レース目は1上ほぼ最下位からランニングで追い上げ、最終の下
が・・・下マークでケースを起こして
下マークを回った後に即タックしてスターボ！と怒鳴りながら艇団に突っ込んでくる
日本のレースではほぼあり得ない外人艇を避けるために自分より内側の艇に接触したんですが。
なんとなく、720°回らなくてよかった気がします。が、言い返せなかったのは、
ルールに精通していないこっちの方が悪い。
2レース目、スタートは良かったけど、強風の中生き残れず、上マ
ランニングで追い上げるも、結局…53位。
相変わらずクローズでは遅かったですが、前の日までほどでもなく。
フリーは、明らかにスピード上がってたし、コースも良かったし、内容的には、まず、まず。
順位は悪かったけれど。
この日の戦績： 53-53
今回のワールド、通算成績：
53-54-[60/DNF]-18-51-41-46-[59]-54-54-53-50-53-53 総合 55位
今回のワールドは・・・自分の艇を持って行った初めての海外遠征、
いろいろあって、自信がついたところもあったけれども、同時に、課題もいっぱい持って帰りました。
技術的には、特に順風以上の風で克服しなければならない課題が山ほど。
メンタル面も・・・弱かった。
次はオーストラリア（行けるのか？）・・・
笑って帰れる楽しいレガッタにできるよう、まずは、練習だな。
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