高校を出て20年以上経ってしまいました。
いままで母校のヨット部を陰ながら応援してきましたが、
これからは表舞台で応援しよう、と思い始めた今日この頃。
思い立ったら行動に、ということで、コーチをしに行ってきました。
土曜日は、多田さんとテーザーで出艇。
高校生を教えながらセーリング。途中から風が全然無くなってしまって、
超欲求不満でしたが・・・まぁ、高松で風が無いのはいつものこと、、、なので、
しかたないなぁ、とハーバーバック。
日曜日。
朝から、まずはミーティングから。
高松に帰ってからコーチを引き受けている多田さんからコメントがあったあと
いちおう、紹介してもらってから、自己紹介。
そして・・・今回はスピンワークのコーチ、ということで、大事なポイントを解説。
まぁ、超簡単に、ですが。
その後、陸で艇を使って、スピンアップ、ジャイブ、ダウンの手順を確認。
高校生に、今やっている手順をやってもらってから、今の手順の良くない点を
説明し、手順やスピンポールの扱いの段取り・・・高校の時に、ロス五輪に出た
高商OBの山本さんから教えてもらった手順の受け売りですが・・・を解説。
そして海上練習へ。
多田さんと僕と、顧問の川田先生が、あらかじめ借りてもらっていたVSRに乗って
伴走して、コーチング。
川田先生は、実は、僕がヨット部に入った時には、大卒2年目、顧問も2年目の
新人教員だったそうで、2年までお世話になりましたが、その後転勤され、
7年ほど前に高高に帰ってきて、偶然再びヨット部顧問になったとのこと。
奇遇、といえば、奇遇。昼飯時には思い出話に花が咲きましたが・・・この話題は
また別の時に。
さて、練習の様子ですが、午前中は2~4m/sで、高校生が練習するにはほどほどの風。
北東~北西、の風だったので、出艇後は、まずはクローズホールドで上りの練習。
まとまって走ってもらって、セールトリム等々をコーチ。
海域の風上の端っこまで帆走したら、コーチボートをマークに見立てて、
マーク回航後のスピンアップの練習と、スピン展開後の即ジャイブの練習。
時々近くに寄ってもらって、アドバイスしながら動作を修正してもらって・・・
しばらく後、今度はジャイブ練習しながら帆走区域の下の端まで帆走。
そして上までタック練習をしながら帆走・・・
といった練習を、午前と、昼飯休憩を挟んで午後も。
高校生は、飲み込みが早いですね。
具体的にこうした方がいいんじゃない?とアドバイスしてあげると、
すぐに吸収して動作が良くなる。
たった一日の練習でしたが、最初とは見違えるほどになりました。
まぁ、まだ、まだ、練習が必要ではありますが。
一日コーチをしてみて思ったこと。
高校時分、僕らのチームは、高松海域では速いほうのチームだったのですが、
(インターハイ予選レースでは着順が1-1-2-2-3とほぼダントツだったにも関わらず、
1レース目がリコールだったために、惜しくもインハイ出場は叶いませんでした・・・)
そのときの技術レベルと比較しても、今の彼らは、まだまだ。
つまり、伸びしろがすっごいある、ということ。
僕らの頃は、冬は完全にオフでしたが、今は冬も土日は練習している、ということなので、
冬の間、暇を見つけてコーチに行くことにしました。
来年、是非ともインターハイで活躍してほしいですが、その為には、やっぱり、
適切なコーチングが必要、と思うので。
思い返せば、僕らのチームの力がぐっと伸びたのは、高松インハイ+αで、
オリンピックセーラーの山本さんにコーチしてもらったから、だと思うし。
もちろん、自分自身で相当の研究はしていましたが、教えてもらうこと、は
やっぱりすごく大きい。
ということで・・・オリンピックセーラーじゃないですが、いちおう現役でディンギーレースを
やっている先輩として、できることをしてあげたいなぁ、と思います。
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